CBDと自閉症(ASD)の関係性や効果についてと子どもへの使用の注意点

目次

自閉症(ASD)とは

自閉スペクトラム症は自閉スペクトラム症といい、複雑な発達障害の1種です。

通常、社会的関わりや、コミュニケーションに困難を伴う事が多くその症状は、大人や子どもによって異なることが多いです。

特に小児は、決まった反復的な行動をとることがあります。

大人の中でもほとんど言葉を発しない人もいたりと、徴候や症状は多岐にわたります。

自閉症の兆候にはどのようなものがありますか?

ASDの徴候や症状は、社会的相互作用やコミュニケーションに関係することが多いです。例えば、会話を続けることが難しかったり、自分の興味や感情を共有することが難しかったりします。

多くの場合、自閉症患者は生活の中で自分独自のこだわりやルーティンに強い執着があり、ルールから外れると大きな苦痛を感じます。

他にも、痛みや温度に対して鈍感だったり、過剰に匂いを嗅いだり、物に触れたりすることもある。また、特に大きな音に過剰に反応することもある。

エンドカンナビノイドとは何か?なぜ自閉症に重要なのか


エンドカンナビノイドは、ヒトを含む多くの種類の動物がもつ神経伝達のためのカンナビノイドです。最もよく知られ、研究されている2つのエンドカンナビノイドは、アナンダミドと2-アラキドニルグリセロール(2-AG)です。

エンドカンナビノイドは、脳・神経系、腸内膜、各種免疫細胞、血管、皮膚、骨、感覚受容体など、さまざまな組織の多くの種類の細胞の外膜に存在するカンナビノイド受容体に結合します。

脳、腸、免疫その他のシステム、感覚・情報の処理、痛みの感覚、ストレス反応と回復、記憶と認知機能、気分と行動(社会的行動、不安、食欲と代謝機能、運動機能など)の調節に役立っているといわけです。

自閉症ではエンドカンナビノイドの濃度が非常に低いことが判明しています。ECSの機能不全は、自閉症のさまざまな症状に関係している可能性までも提唱されています。

エンドカンナビノイドシステムを改善することにより、自閉症の症状を軽減するための非常に有望な治療法となることが期待されています。

CBD(またはCBDオイル)は自閉症に効果がありますか?

気分や行動に関係する受容体を活性化ことで効果が期待されています。

自閉症患者のよく起こる不安や焦燥感の治療に役立つことが知られています。例えば、CBDはセロトニンの受容体に作用します。CBDは受容体を活性化し、抗不安薬(不安を軽減する薬)のような作用をもたらすことがわかっています。

また、ドーパミン受容体にも作用し興奮や攻撃性等の症状にも効果的とされています。

CBDはどのように作用するのですか?

CBDは体内のエンドカンナビノイド系(ECS)と相互作用します。

体内で代謝されたあとに、CB1受容体とCB2受容体にて吸収されます。

CB1受容体は主に中枢神経系に存在し、CB2受容体は一般的に末梢神経系に存在します。

摂取方法にもよりますが、CBDオイルの場合15分ほどで体内に出回り、1時間ほどで効果のピークを迎えるでしょう。

CBDはASDに使用しても安全ですか?

WHOによれば、CBDは一般的に忍容性が高く、安全性につてもも良好で、乱用や依存の可能性を示す作用はないとしています。

ただし、副作用が起こる可能性はあります。

・下痢
・体重や食欲の変化
・疲労感

また、現在使用している薬との相性もあるため、CBDを試す前には医師に相談することが重要です。

子供に使用する際に親が注意しなければならないこと

子供に使用する際は、大人の場合よりもよい慎重に検討するようにしましょう。

依存性や健康への悪影響は現在認められていませんが、医師の相談のもと、低用量から徐々に様子を見ていくことを推奨します。

自閉症の患者にとって有益なテルペンとは?


CBD製品の中でも、ブロードスペクトラム製品には有用なテルペンが含まれます。

ミルセン、リモネン、リナロールのような鎮静作用のあるテルペンが含まれます。、抗炎症作用のあるβ-カリオフィレンも、神経炎症を鎮めるのに重要な効果を発揮するとして期待されています。

自閉症の治療に適したCBDの量

個人差もあるため、確定値はありませんが、成人には1日50mgを最大とするとよいでしょう

てんかんに関する研究ではも50mgまでの用量が尺度として設けられています。

ただし特に子供の場合は、1mgから等可能な限り最小限の量から始めましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「CBDの素晴らしさを伝えたい」
・イギリス在住
・スイス発の企業所属
の日本人女性。ヨーロッパでは日常に溶け込むCBD製品を日本でも当たり前なものにするべく役立つ情報を発信していきます!

目次